テルミンが聴けるCD その6
ダミアの「暗い日曜日」という曲をトリビュートしたアルバム『暗い日曜日~トリビュート~“Gloomy Sunday”』です。日本人テルミニストRom Chiakiによる演奏が2曲目に収録。テルミン多重録音を初めて聴いたアルバムだったのでタマげました。かなり上手です。普段はかわいらしい音で演奏(エフェクター等を駆使しネコの鳴き声の様な音で演奏したり)しているのですが、これはかなり抑揚のある大人な演奏でかっちょいいです。ちなみにRom ChiakiのHP(((((Romland))))) ではかわいいテルミンTシャツをネット販売していて、俺も愛用し段々ボロボロになってきたのでもう一枚買おうかと思っていやす。
テルミンが聴けるCD その5
ベルギーと日本のハーフのAli Morimotoという人が結成したらしいFan Club Orchestra Of Japanのマキシ・シングル?情報によれば4台のゲームボーイ(噂のNANO LOOP!? )とテルミンとチープ・シンセによるスペーシー・サウンドトラックのような内容らしい。そんなわけで試聴してみたところ、テルミンの効果は宇宙的表現という印象です。かわいらしいエレクトロニカです。ゲームボーイってすごい!!ちなみにマウス・オン・マーズが運営するレーベルsonig のサブレーベルentenpfuhlからリリース。
Ali Morimoto:http://www.geocities.jp/kumacoopdisc/
テルミンが聴けるCD その4
以前もチラリ紹介したかもしれませんが、テルミンが聴けるCDとしてはちゃんと取り上げなくてはならない作品という事で。
日本人テルミニストやの雪氏による1stアルバムです。テルミンに携わる以前にはアート、ダンス、パントマイム、歌、などまるでテルミニストになるためと思う程の羨ましい経歴の持ち主で、その全てが今のスタイルに繋がっているのだと勝手に個人的に思います。しかし、テルミン・パフォーマンスはもうほんと世界一だと思います。クララもびっくり。知らないけど。
で、このアルバム。サウンド・プロデュースは業界でも隠れファンが多いという赤城忠治氏。赤城氏とやの雪氏タッグにより独特の雰囲気を生み出しています。そして個人的に圧巻なのが8曲目の「歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲より」。オーケストラ・パートを多重録音し、合計50トラックものを完璧にまとめてるっす。こりゃヤバイ!他にもテクノビートに合わせた曲や白鳥などクラシックな曲などバリュエーション豊かでテルミンの可能性を広げた一枚。使用しているテルミンもRCAからシリーズ91、WAVEFRONT、はたまた一番有名でお手頃なBIG BRYER(現MOOG)の ETHER WAVEまで色々使っているので、色々なテルミンが一度に聴けてしまうナイスなアルバムですよ。