やっテルミンものだな・・・ -4ページ目
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Wavefront Classic Theremin

これからテルミンを買おうと考えてる方、新たにテルミン購入を考えている方の参考にしてもらえればなぁと思います。

wavefront classic theremin

このテルミンは2003年の冬頃に注文しました。すでにT-vox Tourというロシア製の白いやつ(後日紹介します)は持っていたのですが、やはりもう一台欲しいと思いまして、どうせ買うなら見た目が素敵なのがいいなーなんて思い探していました。すると、見た目が素敵でそれにしては手頃な値段(もちろん安いものではないですけど)なWavefront Classicというものが存在していました。で、同じレッスンに通っている方が所有しているというので、相談したところ「とても良い」との事で購入の決意に到りました。

買い方なのですが、Wavefrontのサイトから注文してアメリカからの直輸入になります。受注生産のために3~6ヶ月くらい(目安)かかったと思います。俺の場合は3,4ヶ月くらいだったかな。その間にメールにてやりとりが数回あり、もちろん全て英語ですが、やさしめの英語なので大丈夫です。内容はアンテナの色やスイッチ・ランプの色などを聞かれます。値段(送料等込み)は2003年11月頃の時点で日本円にして20~22万くらいだったと思います。

このテルミンの音は低・中域音がよく良いと言われます。実際によいと思います。だからといって高音も悪いわけでなく、ピーピー感はありますが上手く使えば逆に個性になります。音域も普通に結構出て4~6オクターブくらいですかねー。特に悪い事はありません。そしてなんといってもこのルックスです。ボディのカーブと木目の美しさ、脚がすらっと長く、見た目がとてもおしゃれで、ステージ映えはすごくよいと思います。俺はまだステージでは使ったことがありません。そのわけはのちほど。

このテルミンの弱点は輸入物という事で壊れた時に簡単に直せないということです。アメリカまで送って直してもらって戻ってくるだけで、きっとETHERWAVEあたりのテルミンが買えてしまいます。それと脚が長く、ボディとネジ式で繋がっているために、あまり脚のとり外しを繰り返すとネジ穴がバカになってしまい、脚がぐらつき倒れるなんて事もあるかもしれません。よって簡単には外に持ち運べないという事が弱点じゃないでしょうか。なので、あまり外で活動するわけでなく家で使うパターンの多い人にはさほど困った事はないでしょう。しかし、もともと触れない楽器ですからよっぽどの事が無い限り壊れる事もないと思います。


Wavefront社 HP


Wavefrontのもう少し細かい事情

T-VOX TOUR

t-vox tour Theremin


本場ロシアからのT-VOX TOURというテルミン。一番最初に手に入れた代物です。医療器具のような(実際ボディは医療器具の一部から)ルックスはSFっぽくてかっちょよいです。音は軽~い感じの音でサクっとしてるというかポーというか。弾いていても気のせいか軽いです。悪いという言うわけじゃなく。用途によって使いわけるとよいと思います。ロシア製なので時々ノイズがひどいですが、電源をちゃんとすれば解決するはずです。ロシア人テルミニストリディア・カヴィナ氏の使い易い様に設計されたというこのテルミンの特徴はVoアンテナにミュートスイッチがついているということ。ヴォリュームの最大値を好みに設定出来るということ、でしょう。音域もかなり広く出ます。6オクターブくらい。価格は値上がりしてなければ2002年くらいの時点で126.000円くらいだったはず。ケースが付属で付いておりかなりコンパクトにまとまります。音色はサ正弦波と三角波が選べさらにSHAPEがついています。

ETHERWAVEに使い慣れてしまったために最近は使っておりません。なので、もしこれが欲しい方がいらっしゃれば格安には出来ませんが、譲る覚悟が50%ほど出来ております。応相談ということで~。

Etherwave Theremin

Etherwave Theremin

MOOGからETHERWAVE THEREMIN。テルミン界のスタンダードなモデル。これ結構いいんです。好きです。でも、実は俺は持っていない。借り物なのです。欲を言えば色々あるかもしれませんが、十分の機能が備わっています。バランスもとれていて演奏しやすいと思います。価格は5~6万くらいが相場のようです。で、自分で組み立てるやつだと4万弱みたいですねー。やはりまず最初の一台にはオススメのテルミンです。予算に余裕のある方は塗装を変えたりすると、オリジナルのテルミン出来てますます愛着が湧くかもしれません。ピアノの黒鍵っぽいのや、白鍵っぽいのや、綺麗な絵を書いている人がいましてかなーり素敵ですよ。

Etherwave Pro


Etherwave Theremin pro


MOOGからEtherwave pro。特徴としてはオクターブ切り替え(三段階)が出来る事、プリセットが付いている事でしょうか。あとはロボットの様な形の縦型というところですか。今までいくつか出ているテルミンのフォルムイメージとは違って、さすがモーグ博士!てな感じです。見た目は大事です。

プリセットはデフォルトを含め6種類で、RCAっぽい音やノコギリ波っぽいのやらなんやらがあります。音が太くどの音色もなかなか使えそうな感じです。が、俺はデフォルトのみ音色を自由に変えれるので、波形、フィルター、トーンの組み合わせで自分好みの音を作って基本的には使っています。

実際演奏してみて感じた事はピッチ幅が正確な(気がする)のと、少し幅が広い感じがするという事です。もしかするとテルミンのフォルムが関係しているのかもしれませんが、これは勘なのでなんとも言えません。最初は慣れるまで少してこずりました。そして実際これに慣れても、他のテルミンが弾けない事はなく、どれでも結局は似た感覚で弾けてしまいます。

大きさですが意外と大きいです。スタンドも専用のが付いています。送られてくるダンボールに型どられたクッション材が入ってますので、俺は送られてきた状態と同じ様にして持ち運びしています。そのクッションを利用した専用ケースが別売りでもあるようです。15000円くらいだったと思います。

値段はネットで安いとこで12万くらいだと思います。ETHERWAVEが4~6万くらいで手に入ると思うので、そうなると迷い所かもしれませんが、正直どちらを買ったとしても使えると思いますよ!

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